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今日は、色による分類の1つである「ロゼワイン」について学んでいきましょう!
ワインの分類の全体像を知りたい方は、「【ワイン】基本的な製造方法と分類について」も見てみてくださいね。
ロゼワイン
ワインを色で分類すると「赤ワイン」「白ワイン」「ロゼワイン」となります。(「【ワイン】基本的な製造方法と分類について」参照)
今回は、ロゼワインの「製造方法」「味わいや特徴」「代表的な品種」について順番に説明していきます。
製造方法
ロゼワインは、赤ワインと同様に黒ブドウを使用し、赤ワインと白ワインの要素を組み合わせた独特な方法で製造されます。
「マセラシオン」「セニエ法」「混合法」「直接圧搾法」という4つの製造方法があるので、それぞれの製造方法と特徴を簡単に説明していきます。
マセラシオン
基本的には赤ワインの製造方法で、「マセラシオン(浸漬)」の時間を短時間(数時間から1日程度)にし、マセラシオンが終了したら果皮を取り除き、果汁だけを発酵させる方法です。
マセラシオンの時間によって、色の濃さや風味の強さが調整されます。
フルーティーで軽やかなロゼワインになることが多いのが特徴です。
セニエ法
赤ワインの製造途中である「アルコール発酵」初期に、一部の果汁を抜き取る(セニエする)方法で、その果汁を発酵させてロゼワインを製造します。
「セニエ法」で製造したロゼワインは、色が濃く、風味がしっかりとしています。
赤ワインの濃縮を目的としてセニエ法を使用することが多く、副産物としてロゼワインが製造されます。
混合法
白ワインに少量の赤ワインをブレンドして、ロゼワインを製造する方法です。
ブレンドの割合を細かく調整して、色や風味を調整します。
「混合法」は、特にシャンパーニュ地方でスパークリングロゼを作る際に使用される方法です。
色の調整が簡単ですが、他の3つの方法と比べるとやや単調な味わいになることがあります。
直接圧搾法
収穫した黒ブドウを直接圧搾し、その果汁から果皮を取り除き、果汁のみを発酵させてロゼワインを製造する方法です。
果皮と果汁の接触時間が非常に短いため、非常に淡いピンク色のロゼワインになります。
風味は繊細でさわやかなものが多いです。
味わいや特徴
ロゼワインは、ピンク色や赤みがかった色合いが特徴です。製造方法によってその色や風味が異なります。
味わいは、ライトボディが一般的で、赤ワインの果実味と白ワインの酸味がバランスよく感じられるのが特徴です。
代表的な品種
代表的なブドウの品種としては、「グルナッシュ」、「シラー」、「サンジョヴェーゼ」があります。
それぞれのブドウを使用したロゼワインの特徴を簡単に説明します。
グルナッシュ
「グルナッシュ」を使用したロゼワインは、さわやかでフルーティーになることが多いです。
具体的な風味は、「ストロベリー」、「ラズベリー」、「チェリー」等の赤い果実で、たびたび「スパイス」や「ハーブ」のような感じもあります。
シラー
「シラー」を使用したロゼワインは、力強い風味と深い色合いになることが多いです。
具体的な風味は、「ブラックベリー」、「プラム」、「ブルーベリー」等の黒い果実で、「ペッパー」や「スモーキー」のような感じもあります。
サンジョヴェーゼ
「サンジョヴェーゼ」を使用したロゼワインは、さわやかで酸味のある風味になることが多いです。
具体的な風味は、「チェリー」、「プラム」、「トマト」、「ハーブ」等で、「バルサミコ」や「土」のような感じもあります。
まとめ
・ロゼワインは、赤ワインと同様に黒ブドウを使用し、赤ワインと白ワインの要素を組み合わせた独特な方法で製造される
・「マセラシオン」「セニエ法」「混合法」「直接圧搾法」という4つの製造方法がある
・味わいは、ライトボディが一般的で、赤ワインの果実味と白ワインの酸味がバランスよく感じられるのが特徴です。
・代表的なブドウの品種としては、「グルナッシュ」、「シラー」、「サンジョヴェーゼ」がある
ロゼワインって色が美しいですよね!
皆さんは、どんなワインが好きですか?
こんぶは、まだ好みのロゼワインに出会っていないので、オススメがあれば教えてください(笑)
次回は、「スティルワイン」と「スパークリングワイン」について説明していきます。
それでは、こんぶはじゃ~
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