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今日は、色による分類の1つである「赤ワイン」について学んでいきましょう!
ワインの分類の全体像を知りたい方は、「【ワイン】基本的な製造方法と分類について」も見てみてくださいね。
赤ワイン
ワインを色で分類すると「赤ワイン」「白ワイン」「ロゼワイン」となります。(「【ワイン】基本的な製造方法と分類について」参照)
今回は、赤ワインの「製造方法」「味わいや特徴」「代表的な品種」について順番に説明していきます。
製造方法
赤ワインは黒ブドウを使用し、皮や種や茎も使用して製造されます。
赤ワイン製造の流れは、「①収穫」→「②破砕と除梗(じょこう)」→「③マセラシオン(浸漬)」→「④アルコール発酵」→「⑤圧搾」→「⑥(多くの場合)マロラクティック発酵」→「⑦熟成」→「⑧(必要に応じて)ブレンド」→「⑨澱引き(おりびき)」→「⑩瓶詰め」のようになります。
順番に説明していきます。
①収穫:ブドウは手摘みまたは機械で収穫されます。収穫のタイミングは、ブドウの糖度、酸度、風味のバランスが最適になるように選ばれます。
②破砕と除梗(じょこう):収穫されたブドウは破砕機にかけられ、果汁(マスト)が取り出されます。同時に、茎(梗)が取り除かれます。
③マセラシオン(浸漬):ブドウの果汁、果皮、種が一緒にタンクに入れられ、一定期間漬け込まれます。
マセラシオンの期間は通常数日から数週間で、色素、タンニン、風味成分が果皮から抽出されます。
赤ワインの深い色合いには、この過程が深く関わっています。
④アルコール発酵:マセラシオンと並行して、またはその後にアルコール発酵が行われます。
マスト(果汁、果皮、種を含む)が発酵タンクに移され、酵母が加えられます。発酵中、酵母がブドウの糖をアルコールと二酸化炭素に変えます。
発酵温度は通常20~30°Cで、7~14日間発酵されます。果皮や種とともに発酵させることで、色素とタンニンがワインに抽出されます。
⑤圧搾:発酵が完了すると、マストを圧搾して果汁を取り出します。この果汁が若い赤ワインになります。
⑥(多くの場合)マロラクティック発酵:多くの赤ワインは、マロラクティック発酵と呼ばれる第二次発酵を行います。
この工程では、乳酸菌がワイン中のリンゴ酸をより柔らかな乳酸に変換し、ワインの酸味がやわらぎ、口当たりがなめらかになります。
⑦熟成:若いワインはステンレスタンクやオーク樽で熟成されます。熟成期間は数ヶ月から数年で、オーク樽を使用する場合、ワインに独特の風味と香りが加わります。
⑧(必要に応じて)ブレンド:ブレンドはすべてのワインで行われるわけではなく、必要に応じて行われます。異なるタンクや樽で熟成されたワインをブレンドし、最終的な味わいを調整します。
⑨澱引き(おりびき):熟成中、ワインの底には澱(発酵の副産物)が沈殿するため、定期的に澱引きを行います。澱引き(おりびき)とは、澱を取り除きながらワインを別の容器に移すことで、熟成中に数回行われることがあります。
⑩瓶詰め:熟成が完了したワインはフィルターで澱を取り除かれ、瓶詰めされます。その後、さらに瓶内で熟成させることもあります。
味わいや特徴
赤ワインは、赤や紫の色合いをしています。
味わいは、フルボディからライトボディまで幅広く、タンニンが多く、果実味が強いのが特徴です。
代表的な品種
代表的なブドウの品種としては、「カベルネ・ソーヴィニヨン」、「ピノ・ノワール」、「メルロー」、「シラー」があります。
それぞれのブドウを使用したワインの特徴を簡単に説明します。
カベルネ・ソーヴィニヨン
「カベルネ・ソーヴィニヨン」を使用したワインは、フルボディで力強い味わいで、熟成により複雑な風味が増します。
具体的な風味と香りは、「カシス」、「ブラックチェリー」、「プラム」、「ミント」、「タバコ」、「シダー」、「オーク」等があります。
タンニンと酸度が高く、色合いが濃いのも特徴です。
ピノ・ノワール
「ピノ・ノワール」を使用したワインは、ライトボディでフルーティな風味で、酸味が特徴です。
具体的な風味と香りは、「レッドチェリー」、「ラズベリー」、「イチゴ」、「バラの花」、「スパイス」、「土」、「森林の下草」等があります。
柔らかなタンニンと鮮やかな酸度があり、繊細で複雑な風味を持つのも特徴です。
メルロー
「メルロー」を使用したワインは、中程度からフルボディで、柔らかい口当たりです。
具体的な風味と香りは、「ブラックチェリー」、「プラム」、「チョコレート」、「ハーブ」、「スパイス」等があります。
柔らかいタンニン、豊かな果実味があるのも特徴です。
シラー
「シラー」を使用したワインは、フルボディでスパイシーな風味があります。
具体的な風味と香りは、「ブラックベリー」、「ブラックカラント」、「プラム」、「スパイス」、「ブラックペッパー」、「リコリス」、「スモーク」、「チョコレート」等があります。
タンニンと酸度が高く、色合いが濃いのも特徴です。
まとめ
・赤ワインは黒ブドウを使用し、皮や種や茎も使用して製造される
・赤ワイン製造の流れは、「①収穫」→「②破砕と除梗(じょこう)」→「③マセラシオン(浸漬)」→「④アルコール発酵」→「⑤圧搾」→「⑥(多くの場合)マロラクティック発酵」→「⑦熟成」→「⑧(必要に応じて)ブレンド」→「⑨澱引き(おりびき)」→「⑩瓶詰め」
・味わいは、フルボディからライトボディまで幅広く、タンニンが多く、果実味が強いのが特徴
・代表的なブドウの品種としては、「カベルネ・ソーヴィニヨン」、「ピノ・ノワール」、「メルロー」、「シラー」がある
皆さんは、どんなワインが好きですか?
こんぶは、赤ワインだと「メルロー」の割合が高いものが好きです。口当たりのなめらかさと、しっかりとした果実感が良いんですよね~
次回は、「白ワイン」について説明していきます。
それでは、こんぶはじゃ~
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