【Java-7】計算の文②エスケープシーケンスとテキストブロック

初心者向けJava講座

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こんぶ
こんぶ

こんにちは。こんぶです。

今日は、「エスケープシーケンス」と「テキストブロック」について学んでいきましょう!

私の自己紹介等は、こちらからどうぞ。

また、Javaの学習を最初から進めていきたい方は、Java-1から見てみてくださいね。

エスケープシーケンス

「エスケープシーケンス」とは、String型やchar型のリテラルを記述する際に、ときどき用いられる特殊な文字のことです。

代表的なエスケープシーケンスを4つ紹介します。(端末によって「円記号」か「バックスラッシュ」どちらかで表示されると思いますが、どちらも正解です。)

\”」は、「二重引用符記号(”)」を表すエスケープシーケンスです。

\’」は、「引用符記号(’)」を表すエスケープシーケンスです。

\\」は、「円記号」もしくは「バックスラッシュ」を表すエスケープシーケンスです。(端末によって表示されているものを表します)

\n」は、「改行」を表すエスケープシーケンスです。

※日本では「円記号」を使用しますが、世界では「バックスラッシュ」を使用します。「円記号」でエラーが起きる場合は「バックスラッシュ」を使用しましょう。

どういう時にエスケープシーケンスを使うのかというと、画面に出す文字として記号を使用したい場合等に使用します。

Javaでは「二重引用符記号(”)」で囲まれた部分を文字列リテラルとして認識してしまうからです。

例えば、「こんぶは、二重引用符記号()が好きです。」のような文字を画面に表示したい場合、ソースコードには「こんぶは、二重引用符記号(\”)が好きです。」のように記載する必要があるということですね。実際のソースコードは次のようになります。

また、「\n」を使って改行させると画面に文字を表示する時に使用する「System.out.println」を何度も書く必要がなくなります。次の例を見てみましょう。

水色部分を比べてみると、「\n」を使って改行させたソースコードは、1行の命令で3行分の表示をまとめて記載できているので、スッキリしましたね。

テキストブロック

「\n」を使って改行させると便利ではあるのですが、1つの文字列の中でたくさんの改行を「\n」を使って記載するとコードが煩雑になってしまいます。

たくさん改行させたいときには、3連続の二重引用符記号を用いて改行させることができ、その方法を「テキストブロック」といいます。

次の例を見てみましょう。

String型の変数「message」にテキストブロックを代入し、代入した内容を画面に表示するソースコードですね。

このように3連続の二重引用符記号を、表示させたい文字列の前後に記載することで、テキストブロック内に記載されている文字列は改行も含めて画面に表示されます。

この時、開始の「3連続の二重引用符記号(”””)」の後ろには文字列情報を書いてはいけないというルールがあるので、すぐに改行する必要があります。

また、テキストブロックの開始と終了の「3連続の二重引用符記号(”””)」とそれに挟まれた各行のうち、最も左側に文字を記述した部分を「複数行リテラルの左端」と見なすため、開始と終了の「”””」のインデントは常に揃えておきましょう。

今回のまとめ

★エスケープシーケンスは、画面に出す文字として記号を使用したい場合に使用する

★「\”」は、「二重引用符記号)」を表すエスケープシーケンス

★「\’」は、「引用符記号)」を表すエスケープシーケンス

★「\\」は、「円記号」もしくは「バックスラッシュ」を表すエスケープシーケンス(端末によって表示されているものを表します)

★「\n」は、「改行」を表すエスケープシーケンス

★テキストブロックでは、開始の「3連続の二重引用符記号(”””)」の後ろには文字列情報を書いてはいけない

★テキストブロックでは、開始と終了の「”””」のインデントは常に揃え

エスケープシーケンス:String型やchar型のリテラルを記述する際に、ときどき用いられる特殊な文字

テキストブロック:3連続の二重引用符記号を用いて改行させる方法

次回は、「式の評価」について説明していこうと思います。

今回の内容のチャレンジ問題はこちらです→チャレンジ問題【Java-7】

次の内容に進む方はこちらです→【Java-8】計算の文③式の評価

それでは、こんぶはじゃ~

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