【Java-6】計算の文①

初心者向けJava講座

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こんぶ
こんぶ

こんにちは。こんぶです。

今日は、mainメソッドの1つである「計算の文」について学んでいきましょう!

私の自己紹介等は、こちらからどうぞ。

また、Javaの学習を最初から進めていきたい方は、Java-1から見てみてくださいね。

計算の文

「計算の文」とは、変数や値を用いた様々な計算処理をコンピュータに行わせるための文のことです。

四則演算(足し算、引き算、掛け算、割り算)以外に、変数に値を代入するのもコンピュータにとっては計算処理となります。

例えば、aに10を代入する計算の文は、「a = 10;」と記述します。

また、aにb+3の計算結果を代入する計算の文は、「a = b + 3;」と記述します。(「a = b + 3;」のような記述を「」といいます)

全ての式は「オペランド」と「演算子」の2要素だけで構成されています。

先ほどの「a = b + 3」を分解してみると、「a」「b」「3」はオペランド、「=」「+」は演算子となります。(今は あまり分からないかもしれませんが、次回以降にも説明していくので、イメージだけでも大丈夫です!)

まずは、「オペランド」から説明していきますね。

オペランドとは、演算子によって計算処理されるすべてのもののことです。

具体的には、変数や定数命令の実行結果リテラルがあります。

リテラルとは、ソースコードに記述されている「数値」や「文字列」などの具体的な値のことです。(例:「3」「”こんにちは”」等)

リテラルは、それぞれ「データ型」を持っていて、どの型の情報を表すリテラルなのかは表記方法で決まります。

リテラルの表記方法のデータ型について、代表的なものを7つ紹介します。

「10」のように小数点がない数字で記載されている場合、データ型は「int」となります。

「100000L」のように小数点がない数字で末尾がLまたはl(小文字のL)で記載されている場合、データ型は「long」となります。

「10.3」のように小数点付きの数字で記載されている場合、データ型は「double」となります。

「10.3F」のように小数点付きの数字で末尾がFまたは f で記載されている場合、データ型は「float」となります。

「true」または「false」で記載されている場合、データ型は「boolean」となります。

「’白’」のように単一引用符(’)で囲まれた文字で記載されている場合、データ型は「char」となります。

「”こんぶ”」のように二重引用符(”)で囲まれた文字列で記載されている場合、データ型は「String」となります。

このようにリテラルの表記方法から、何のデータ型の情報なのかを読み取れるということですね。

「char型」と「String型」については、同じ文字が記載されていたとしても「単一引用符(’)」で囲まれているのか「二重引用符(”)」で囲まれているのかによって、別のデータ型の情報になるので、注意が必要です。

例えば、「’白’」だと「char型」の文字、「”白”」だと「String型」の文字列となります。

整数リテラルの先頭に「0x」を付けると16進数「0」を付けると8進数「0b」を付けると2進数として解釈されます。(普段私たちが使っている数字は10進数です)

例えば、「int a = 0x11;」と記載すると「int型の変数aに17」が代入され、「int a = 0b101;」と記載すると「int型の変数aに5」が代入されます。(16進数で「11」は10進数で「17」、2進数で「101」は10進数で「5」)

Javaでは、リテラル中の任意の場所にアンダースコア記号(_)を含めることができます。

例えば、「long people = 1_000_000;」等と記述できるので、大きな数値でも分かりやすく表示することができます。

今回のまとめ

★計算の文とは、様々な計算処理をコンピュータに行わせるための文

★変数に値を代入するのも計算処理

★全ての式は「オペランド」と「演算子」だけで構成されている

★リテラルが小数点がない数字の場合は「int型」で、末尾がLまたはl(小文字のL)の場合は「long型

★リテラルが小数点付きの数字の場合は「double型」で、末尾がFまたは f の場合は「float型

★リテラルが「true」または「false」の場合は「boolean型

★リテラルが単一引用符(’)で囲まれた文字の場合は「char型

★リテラルが二重引用符(”)で囲まれた文字列の場合は「String型

★整数リテラルの先頭に「0x」「0」「0b」を付けると、それぞれ「16進数」「8進数」「2進数」として解釈される

★リテラル中にアンダースコア記号_)を含めることができる

オペランド:演算子によって計算処理されるすべてのもの

リテラル:数値や文字列などの具体的な値

次回は、オペランドの「エスケープシーケンス」や「テキストブロック」について説明していこうと思います。今は何のことか分からないと思いますが、しっかり説明しますのでご安心ください。

今回の内容のチャレンジ問題はこちらです→チャレンジ問題【Java-6】

次の内容に進む方はこちらです→【Java-7】計算の文②エスケープシーケンスとテキストブロック

それでは、こんぶはじゃ~

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