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こんにちは。こんぶです。
今日は、引数を利用したメソッドについて学んでいきましょう!
私の自己紹介等は、こちらからどうぞ。
また、Javaの学習を最初から進めていきたい方は、Java-1から見てみてくださいね。
引数の利用
メソッドを呼び出す際に、呼び出し元から値を渡すことができるのですが、そのときに渡される値のことを「引数」といいます。
引数には、数値や文字列等を使用でき、複数の引数を使用することもできます。
メソッド内の一部を変更して使用していきたい場合等に「引数」を使用します。(数値や名前だけ変えて何度も使用したい等)
引数を利用したメソッドの定義
前回の「【Java-26】メソッド①」で説明した「メソッドの定義」のメソッド名の後ろにあるカッコ内に「引数」を記載することで、呼び出し元から引数として渡された値が自動的に代入され、メソッドブロック内で使用できるようになります。
なので、引数を利用したメソッドの定義は、次のようになります。
例えば、文字列型変数nameを引数として設定したい場合には、上記の引数リスト部分に「String name」と記述することになります。
複数の引数を渡したい場合には、カンマ(,)で区切って指定します。このとき、引数として渡される値と、メソッド側の引数リストに設定する変数の型と順番は揃えておく必要があります。
引数と変数の型が合っていない場合はコンパイルエラーとなってしまうので、気を付けましょう。
引数を利用したメソッドの呼び出し
前回の「【Java-26】メソッド①」で、メソッドを呼び出す時は「メソッド名()」のように記載すると説明しましたが、このカッコ内に値を入れることで、その値が引数として呼び出される側のメソッドに渡されます。
つまり「メソッド名(引数リスト)」のように記載するということですね。この引数リスト部分に入る値には、変数名を使用することもできます。
複数の引数を渡したい場合には、カンマ(,)で区切って指定します。
2種類の引数について
メソッドに渡す値もメソッドが受け取る変数も()内の「引数」なので、どちらのことを指しているのか分かりにくい場合もありますよね。
そこで、この2つを区別する必要がある時には、渡す値を「実引数」、受け取る変数を「仮引数」とも呼びます。
ローカル変数の独立性
メソッド内で宣言した変数を「ローカル変数」といいます。仮引数もローカル変数です。
ローカル変数は、その変数が属するメソッド内だけで使用可能なため、異なるメソッドに同じ名前のローカル変数が属していたとしても全く別の変数ということになります。
異なるメソッドに属するローカル変数は独立していて別物であることを、「ローカル変数の独立性」といいます。
引数を利用したメソッド例(1つの引数)
まずは、1つの引数を利用する例を見てみましょう。
この例では、メソッドの定義(下のブロック)で、String型変数nameを引数として設定した「greet」メソッドを定義し、メソッドが呼び出された時には名前(name)を受け取り挨拶を画面に表示させます。
メソッドの呼び出しでは、名前を引数(値)として渡すことで、メソッドが呼び出された時の処理部分の「name」に反映されます。
ちなみに、このコードを実行すると次のように画面に表示されます。
引数を利用したメソッド例(複数の引数)
次に、2つの引数を利用する例を見てみましょう。
この例では、メソッドの定義(下のブロック)で、int型変数num1とnum2を引数として設定した「calculate」メソッドを定義し、メソッドが呼び出された時には2つの数値(num1とnum2)を受け取り掛け算した値を式と共に画面に表示させます。
メソッドの呼び出しでは、数値を引数(値)として渡すことで、メソッドが呼び出された時の処理部分の「num1」と「num2」に反映され、計算・表示されます。
ちなみに、このコードを実行すると次のように画面に表示されます。
今回のまとめ
★引数には、数値や文字列等を使用でき、複数の引数も使用できる
★メソッド内の一部を変更して使用したい場合に「引数」を使用する
★引数を利用したメソッドの定義は、次のようになる
★複数の引数を渡したい場合には、カンマ(,)で区切って指定する(引数として渡される値と、メソッド側の引数リストに設定する変数の型と順番は揃える)
★引数を利用したメソッドの呼び出しは、「メソッド名(引数リスト)」のように記載する
・引数:メソッドを呼び出す際に呼び出し元から渡す値等のこと
・実引数:メソッドに渡す値
・仮引数:メソッドが受け取る変数
・ローカル変数:メソッド内で宣言した変数
・ローカル変数の独立性:異なるメソッドに属するローカル変数は独立していて別物であること
次回は、メソッドの第3弾として「戻り値の利用」について説明していこうと思います。
それでは、こんぶはじゃ~
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