【Java-2】Javaプログラムの基本構造

初心者向けJava講座

※本サイトで紹介している商品・サービス等の外部リンクには、アフィリエイト広告が含まれる場合があります。

こんぶ
こんぶ

こんにちは。こんぶです。

今日は、Javaプログラムの基本構造について学んでいきましょう!

私の自己紹介等は、こちらからどうぞ。

また、Javaの学習を最初から進めていきたい方は、Java-1から見てみてくださいね。

Javaプログラムの基本構造

波カッコで囲まれた部分のことを、ブロックといいます。

ブロックには大きく2種類あるのですが、外側のブロックをクラスブロック、内側のブロックをメソッドブロックといい、Javaプログラムは必ずこれら2種類のブロックによる二重構造になっています。

計算や表示などJavaの命令を書いていくのは、メソッドブロックの内側で、「mainメソッド」とも呼びます。

文字だけでは理解しにくいと思うので、「こんにちは」と画面に表示するプログラムを例に見ていきましょう。

オレンジ枠がクラスブロックで、赤枠のクラス名以外の部分は、どんなプログラムを書く時にもだいたい同じなので、覚えてしまいましょう。

クラス名とは、プログラムの名前のことで、大文字のアルファベットで始まる名前が一般的です。クラス名は、プログラムのpublic classの後に記載するだけではなく、ファイル名(クラス名.java)にも使用します。赤枠部分とファイル名(.javaの前)が同じでなければプログラムは実行できないので、例のプログラムのファイル名は「Main.java」で保存することになります。

※クラス名には、エラー防止のため漢字やひらがなの全角文字や記号は使いません。

緑枠はメソッドブロックで、そのさらに内側にある黄緑の塗りつぶし部分はmainメソッドで、今回は「こんにちは」と画面に表示する命令が書かれています。

正確に記述する

英文字は基本的に半角入力になります。大文字と小文字は別の文字として認識されるため、大文字と小文字の違いも正確に記述しなければいけません。

また、似ている文字にも注意が必要です。例えば、英文字の「オー(o、O)」と数字の「ゼロ(0)」、小文字の「エル(l)」と数字の「イチ(1)」、記号だと「セミコロン(;)」と「コロン(:)」や、「ピリオド(.)」と「カンマ(,)」等が間違えやすいので、注意しましょう。

カッコ(()、{}、[])や引用符(’ 、”)の種類も正確に記述する必要があります。

プログラムは外側から内側に記述する

波カッコ{}は閉じ忘れてしまうこともあるので、「外側のクラスブロック内側のメソッドブロック中身」の順に記載していきましょう。カッコは必ず開いた数だけ閉じられるはずなので、最初は特に注意していきましょう。

画像の「こんにちは」と画面に表示するプログラムを例に記述していく際には、

①外側のクラスブロック

public class Main {
}

②内側のメソッドブロック

public static void main(String[] args) {
}

③中身

System.out.println(“こんにちは”);

の順番に1ブロックずつ波カッコを閉じながら書き進めていくということです。

「インデント」と「コメント」を活用する

読みやすいコードにするためには、「インデント」と「コメント」を活用する必要があります。

インデント」とは、カッコの対応とブロックの多重構造の見通しをよくするために、ブロックの開始と終了で行う字下げのことです。プログラムを読む人が混乱しないように正確なインデントが必要です。

コメント」とは、プログラムを読みやすくするために、ソースコード中に書き込める解説文のことです。プログラムのコンパイルと実行では無視されるため、日本語での表記も可能です。2種類のコメント方法があります。

コメント方法1:複数行コメント

コメントの頭に「/*」、最後に「*/」を付けてプログラム中に記載することで、それらに囲まれた部分はコメントとなります。

コメント方法2:単一行コメント

コメントの頭に「//」を付けてプログラム中に記載することで、行末までがコメントとなります。

ソースコード中にメモができるので、とても便利で、より分かりやすいプログラムにすることができます。

プログラムの実行時には、文は上から順番に1行ずつ処理されていきます。

文の末尾には必ず「セミコロン(;)」を付けるのがJavaのルールです。

mainメソッドの中には様々な文を書けますが、大まかに3種類に分けられます。

変数宣言の文:データを入れる箱を準備する

計算の文:さまざまな計算をして結果を箱に入れる

命令実行の文:Javaが用意している命令を呼び出す

この3種類ついては、次回以降に詳しく説明していきますね。

今回のまとめ

★Javaプログラムは、必ずクラスブロックメソッドブロックによる二重構造になっている

★命令を書いていくのは、メソッドブロックの内側で「mainメソッド」ともいう

★プログラムを書く時のポイント

正確に記述する

・プログラムは外側から内側に記述する

・「インデント」と「コメント」を活用し、分かりやすくする

★mainメソッドの種類は大まかに3種類

変数宣言の文:データを入れる箱を準備する

計算の文:さまざまな計算をして結果を箱に入れる

命令実行の文:Javaが用意している命令を呼び出す

ブロック:波カッコ{}で囲まれた部分

クラスブロック:外側のブロック

メソッドブロック:内側のブロック

mainメソッド:命令を書いていく部分で、メソッドブロックの内側

クラス名:プログラムの名前で、大文字のアルファベットで始まるのが一般的

インデント:字下げ

コメント:ソースコード中に書き込める解説文

次回からは、具体的なプログラム内容であるmainメソッドについて詳しく説明していきますので、お楽しみに!

今回の内容のチャレンジ問題はこちらです→チャレンジ問題【Java-2】

次の内容に進む方はこちらです→【Java-3】変数宣言の文①

それでは、こんぶはじゃ~

コメント

タイトルとURLをコピーしました