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こんにちは。こんぶです。
今日は、条件式について学んでいきましょう!
私の自己紹介等は、こちらからどうぞ。
また、Javaの学習を最初から進めていきたい方は、Java-1から見てみてくださいね。
条件式
条件式とは、分岐条件や繰り返しを続ける条件を記載した式のことでしたね。
条件式には、「関係演算子」や「論理演算子」を用いたり、文字列を比較させる式を用いたりします。今回と次回で順番に説明していきます。
関係演算子
例えば、「number == true」という条件式で「number」と「true」の関係は、「==」という記号により等しいという条件が設定されています。
このように条件式の中で用いられる記号で、2つの式や値等の関係を表す演算子を「関係演算子」といいます。
関係演算子は、次の6つです。
左辺と右辺が等しいことを表す関係演算子は「==」となります。
左辺と右辺が異なることを表す関係演算子は「!=」となります。
左辺が右辺より大きいことを表す関係演算子は「>」となります。
左辺が右辺より小さいことを表す関係演算子は「<」となります。
左辺が右辺より大きいか等しいことを表す関係演算子は「>=」となります。
左辺が右辺より小さいか等しいことを表す関係演算子は「<=」となります。
以前【Java-8】で、演算子は周囲のオペランドの情報を使って計算を行い、それらのオペランドを巻き込んで結果に置き換わると説明しましたが、関係演算子も同じ考え方ができます。関係が成立する時は「true」に置き換わり、不成立の時は「false」に置き換わるからです。
論理演算子
2つ以上の条件を組み合わせた条件式を使いたい場合には「論理演算子」を活用します。
論理演算子は次の2つです。
「かつ(両方の条件が満たされた場合にtrue)」を表す論理演算子は「&&」です。
「または(どちらか片方の条件さえ満たされればtrue)」を表す論理演算子は「||」です。
例えば、「変数yearの値が2020以上で、かつ、変数peopleの値が2以上」という条件式は、「year >= 2020 && people >= 2」と記述します。
ちなみに、2つの論理演算子を組み合わせて、さらに複雑な条件式にすることもできます。
具体例を2つ紹介します。
「かつ」を2つ使用した例:「変数numberの値が10以上、かつ、変数numberの値が20以下、かつ、変数numberの値が偶数(2で割って余りが出ない)」という条件式は、「number >= 10 && number <= 20 && number % 2 == 0」と記述します。
「かつ」と「または」を使用した例:「変数numberの値が10以上 かつ 変数numberの値が20以下であるか、または、変数numberの値が偶数(2で割って余りが出ない)」という条件式は、「(number >= 10 && number <= 20) || (number % 2 == 0)」と記述します。
少し複雑になってきましたが、論理演算子を使えば、細かい条件設定もできるようになりますね。
論理否定演算子
「もし~でないならば」のような否定形の条件式を作りたい時に使用するのが、「論理否定演算子」です。
文字で見ると難しそうですが、内容は簡単です。
「論理否定演算子」は論理演算子の1つで、条件式や値の前に「!」を付けることで、直後の条件式や値のtrueとfalseを反転させる機能を持っています。
例えば、「変数numberの値が10以上ではない」という条件式は、「!(number >= 10)」と記述します。
今回のまとめ
★左辺と右辺が等しいことを表す関係演算子は「==」
★左辺と右辺が異なることを表す関係演算子は「!=」
★左辺が右辺より大きいことを表す関係演算子は「>」
★左辺が右辺より小さいことを表す関係演算子は「<」
★左辺が右辺より大きいか等しいことを表す関係演算子は「>=」
★左辺が右辺より小さいか等しいことを表す関係演算子は「<=」
★2つ以上の条件を組み合わせた条件式を使いたい場合には「論理演算子」を活用する
★「かつ(両方の条件が満たされた場合にtrue)」を表す論理演算子は「&&」
★「または(どちらか片方の条件さえ満たされればtrue)」を表す論理演算子は「||」
★「論理否定演算子」である「!」は、条件式や値の前に付けることで、直後の条件式や値のtrueとfalseを反転させる機能を持っている
・関係演算子:2つの式や値等の関係を表す演算子
次回も、条件式(文字列を比較させる式、条件式を書く時の注意点、短絡評価)について説明していこうと思います。
今回の内容のチャレンジ問題はこちらです→チャレンジ問題【Java-15】
次の内容に進む方はこちらです→【Java-16】条件式②文字列の比較、短絡評価
それでは、こんぶはじゃ~
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