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こんにちは。こんぶです。
今日は、mainメソッドの1つである「命令実行の文」について学んでいきましょう!
私の自己紹介等は、こちらからどうぞ。
また、Javaの学習を最初から進めていきたい方は、Java-1から見てみてくださいね。
命令実行の文
Javaでは、画面に表示したり、音を鳴らしたり、キーボードから入力を受け付ける等の様々な命令が利用できます。
命令実行の文は、「呼び出す命令の名前(引数);」のように記述します。
また、命令実行により結果が得られる場合には「型 変数名=呼び出す命令の名前(引数);」のように記述します。結果を代入する変数を準備しておく必要があるということですね。
「引数」とは何かというと、その命令を呼び出す際に必要となる追加情報です。「パラメータ」ともいいます。
命令実行の文は、必ず「丸カッコ()」で囲まれた部分があるのが特徴の1つです。
具体的な命令をいくつか紹介していきます。
画面に文字を表示する命令
改行せずに画面に文字を表示する命令は「System.out.print(★);」のように記述し、★には画面に表示したい値や式を記述します。
表示後に改行されないため、連続で呼び出した場合には、記述した内容が連続して表示されることになります。
改行を含めて画面に文字を表示する命令は「System.out.println(★);」のように記述し、★には画面に表示したい値や式を記述します。今までにも、例題等で何度か登場していますね。
大きい方の数値を代入する命令
2つの値を比較して大きい方の数値を代入する命令は、「int m = Math.max(★,▲);」のように記述し、★と▲には比較したい値や式を記述します。
int mの「m」は変数なので、別の文字列にすることもできます。
文字列を整数に変換する命令
文字列を整数に変換する命令は、「int n = Integer.parseInt(★);」のように記述し、★には数値として解釈させたい文字列を記述します。
int nの「n」は変数なので、別の文字列にすることもできます。
どんな時にこの命令を使用するかというと、String型変数に入っている数値を四則演算に使用したい場合です。
String型変数に数値が入っていたとしても文字列として認識されるため、そのままでは四則演算に使用できないからです。
乱数を発生させて代入する命令
乱数を発生させて代入する命令は、「int r = new java.util.Random().nextInt(★);」のように記述し、★には発生させる乱数の上限値(指定値自体を含まない)を記述します。
int rの「r」は変数なので、別の文字列にすることもできます。
例えば、乱数の上限値(★部分)に「10」を指定してこの命令を呼び出す場合、0以上10未満のランダムな整数が変数rに代入されることになります。
キーボードからの入力を受け付ける命令
キーボードから1行の文字列の入力を受け付ける命令は、「String s = new java.util.Scanner(System.in).nextLine();」のように記述します。
キーボードからの1つの整数の入力を受け付ける命令は、「int input = new java.util.Scanner(System.in).nextInt();」のように記述します。
String sの「s」や、int inputの「input」は変数なので、別の文字列にすることもできます。
キーボードからの入力を受け付ける命令は、実行するとプログラムは一時停止し、利用者がキーボードから入力できるようになります。利用者が入力後にEnterキーを押すことで、その内容が変数に代入されます。
今回のまとめ
★命令実行の文は、「呼び出す命令の名前(引数);」のように記述する
★命令実行により結果が得られる場合には「型 変数名=呼び出す命令の名前(引数);」のように記述する
★String型変数に数値が入っていたとしても文字列として認識されるため、そのままでは四則演算に使用できない
・引数、パラメータ:その命令を呼び出す際に必要となる追加情報
今日は具体的な命令も紹介しましたが、覚えるのに時間がかかると思います。実際にパソコンでメモ帳等に入力してみると覚えやすいので、ぜひやってみてくださいね。
次回は、制御構造について説明していこうと思います。
今回の内容のチャレンジ問題はこちらです→チャレンジ問題【Java-12】
次の内容に進む方はこちらです→【Java-13】制御構造
それでは、こんぶはじゃ~
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