【Java-12】命令実行の文

初心者向けJava講座

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こんぶ
こんぶ

こんにちは。こんぶです。

今日は、mainメソッドの1つである「命令実行の文」について学んでいきましょう!

私の自己紹介等は、こちらからどうぞ。

また、Javaの学習を最初から進めていきたい方は、Java-1から見てみてくださいね。

命令実行の文

Javaでは、画面に表示したり、音を鳴らしたり、キーボードから入力を受け付ける等の様々な命令が利用できます。

命令実行の文は、「呼び出す命令の名前(引数);」のように記述します。

また、命令実行により結果が得られる場合には「型 変数名=呼び出す命令の名前(引数);」のように記述します。結果を代入する変数を準備しておく必要があるということですね。

引数」とは何かというと、その命令を呼び出す際に必要となる追加情報です。「パラメータ」ともいいます。

命令実行の文は、必ず「丸カッコ()」で囲まれた部分があるのが特徴の1つです。

具体的な命令をいくつか紹介していきます。

改行せずに画面に文字を表示する命令は「System.out.print();」のように記述し、★には画面に表示したい値や式を記述します。

表示後に改行されないため、連続で呼び出した場合には、記述した内容が連続して表示されることになります。

改行を含めて画面に文字を表示する命令は「System.out.println();」のように記述し、★には画面に表示したい値や式を記述します。今までにも、例題等で何度か登場していますね。

2つの値を比較して大きい方の数値を代入する命令は、「int m = Math.max(,);」のように記述し、★と▲には比較したい値や式を記述します。

int mの「m」は変数なので、別の文字列にすることもできます。

文字列を整数に変換する命令は、「int n = Integer.parseInt();」のように記述し、★には数値として解釈させたい文字列を記述します。

int nの「n」は変数なので、別の文字列にすることもできます。

どんな時にこの命令を使用するかというと、String型変数に入っている数値を四則演算に使用したい場合です。

String型変数に数値が入っていたとしても文字列として認識されるため、そのままでは四則演算に使用できないからです。

乱数を発生させて代入する命令は、「int r = new java.util.Random().nextInt();」のように記述し、★には発生させる乱数の上限値(指定値自体を含まない)を記述します。

int rの「r」は変数なので、別の文字列にすることもできます。

例えば、乱数の上限値(★部分)に「10」を指定してこの命令を呼び出す場合、0以上10未満のランダムな整数が変数rに代入されることになります。

キーボードから1行の文字列の入力を受け付ける命令は、「String s = new java.util.Scanner(System.in).nextLine();」のように記述します。

キーボードからの1つの整数の入力を受け付ける命令は、「int input = new java.util.Scanner(System.in).nextInt();」のように記述します。

String sの「s」や、int inputの「input」は変数なので、別の文字列にすることもできます。

キーボードからの入力を受け付ける命令は、実行するとプログラムは一時停止し、利用者がキーボードから入力できるようになります。利用者が入力後にEnterキーを押すことで、その内容が変数に代入されます。

今回のまとめ

★命令実行の文は、「呼び出す命令の名前(引数);」のように記述する

★命令実行により結果が得られる場合には「型 変数名=呼び出す命令の名前(引数);」のように記述する

★String型変数に数値が入っていたとしても文字列として認識されるため、そのままでは四則演算に使用できない

引数パラメータ:その命令を呼び出す際に必要となる追加情報

今日は具体的な命令も紹介しましたが、覚えるのに時間がかかると思います。実際にパソコンでメモ帳等に入力してみると覚えやすいので、ぜひやってみてくださいね。

次回は、制御構造について説明していこうと思います。

今回の内容のチャレンジ問題はこちらです→チャレンジ問題【Java-12】

次の内容に進む方はこちらです→【Java-13】制御構造

それでは、こんぶはじゃ~

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