※本サイトで紹介している商品・サービス等の外部リンクには、アフィリエイト広告が含まれる場合があります。
こんにちは。こんぶです。
今日は、mainメソッドの1つである「計算の文」について学んでいきましょう!
私の自己紹介等は、こちらからどうぞ。
また、Javaの学習を最初から進めていきたい方は、Java-1から見てみてくださいね。
計算の文
「計算の文」とは、変数や値を用いた様々な計算処理をコンピュータに行わせるための文のことです。
四則演算(足し算、引き算、掛け算、割り算)以外に、変数に値を代入するのもコンピュータにとっては計算処理となります。
例えば、aに10を代入する計算の文は、「a = 10;」と記述します。
また、aにb+3の計算結果を代入する計算の文は、「a = b + 3;」と記述します。(「a = b + 3;」のような記述を「式」といいます)
式の構成要素
全ての式は「オペランド」と「演算子」の2要素だけで構成されています。
先ほどの「a = b + 3」を分解してみると、「a」「b」「3」はオペランド、「=」「+」は演算子となります。(今は あまり分からないかもしれませんが、次回以降にも説明していくので、イメージだけでも大丈夫です!)
まずは、「オペランド」から説明していきますね。
オペランド
オペランドとは、演算子によって計算処理されるすべてのもののことです。
具体的には、変数や定数、命令の実行結果、リテラルがあります。
リテラルとは、ソースコードに記述されている「数値」や「文字列」などの具体的な値のことです。(例:「3」「”こんにちは”」等)
リテラルは、それぞれ「データ型」を持っていて、どの型の情報を表すリテラルなのかは表記方法で決まります。
リテラルの表記方法とデータ型
リテラルの表記方法のデータ型について、代表的なものを7つ紹介します。
「10」のように小数点がない数字で記載されている場合、データ型は「int」となります。
「100000L」のように小数点がない数字で末尾がLまたはl(小文字のL)で記載されている場合、データ型は「long」となります。
「10.3」のように小数点付きの数字で記載されている場合、データ型は「double」となります。
「10.3F」のように小数点付きの数字で末尾がFまたは f で記載されている場合、データ型は「float」となります。
「true」または「false」で記載されている場合、データ型は「boolean」となります。
「’白’」のように単一引用符(’)で囲まれた文字で記載されている場合、データ型は「char」となります。
「”こんぶ”」のように二重引用符(”)で囲まれた文字列で記載されている場合、データ型は「String」となります。
このようにリテラルの表記方法から、何のデータ型の情報なのかを読み取れるということですね。
「char型」と「String型」については、同じ文字が記載されていたとしても「単一引用符(’)」で囲まれているのか「二重引用符(”)」で囲まれているのかによって、別のデータ型の情報になるので、注意が必要です。
例えば、「’白’」だと「char型」の文字、「”白”」だと「String型」の文字列となります。
整数リテラルの応用
進数
整数リテラルの先頭に「0x」を付けると16進数、「0」を付けると8進数、「0b」を付けると2進数として解釈されます。(普段私たちが使っている数字は10進数です)
例えば、「int a = 0x11;」と記載すると「int型の変数aに17」が代入され、「int a = 0b101;」と記載すると「int型の変数aに5」が代入されます。(16進数で「11」は10進数で「17」、2進数で「101」は10進数で「5」)
数字を分かりやすく表記する
Javaでは、リテラル中の任意の場所にアンダースコア記号(_)を含めることができます。
例えば、「long people = 1_000_000;」等と記述できるので、大きな数値でも分かりやすく表示することができます。
今回のまとめ
★計算の文とは、様々な計算処理をコンピュータに行わせるための文
★変数に値を代入するのも計算処理
★全ての式は「オペランド」と「演算子」だけで構成されている
★リテラルが小数点がない数字の場合は「int型」で、末尾がLまたはl(小文字のL)の場合は「long型」
★リテラルが小数点付きの数字の場合は「double型」で、末尾がFまたは f の場合は「float型」
★リテラルが「true」または「false」の場合は「boolean型」
★リテラルが単一引用符(’)で囲まれた文字の場合は「char型」
★リテラルが二重引用符(”)で囲まれた文字列の場合は「String型」
★整数リテラルの先頭に「0x」「0」「0b」を付けると、それぞれ「16進数」「8進数」「2進数」として解釈される
★リテラル中にアンダースコア記号(_)を含めることができる
・オペランド:演算子によって計算処理されるすべてのもの
・リテラル:数値や文字列などの具体的な値
次回は、オペランドの「エスケープシーケンス」や「テキストブロック」について説明していこうと思います。今は何のことか分からないと思いますが、しっかり説明しますのでご安心ください。
今回の内容のチャレンジ問題はこちらです→チャレンジ問題【Java-6】
次の内容に進む方はこちらです→【Java-7】計算の文②エスケープシーケンスとテキストブロック
それでは、こんぶはじゃ~
コメント